2017年5月28日日曜日

テル・メギド国立公園/Tel Megiddo National Park

テル・メギド国立公園/Tel Megiddo National Park
http://www.parks.org.il/sites/English/parksandreserves/TelMegiddo/Pages/default.aspx
http://www.parks.org.il/ParksAndReserves/megiddo/Documents/brochureEn.pdf
無休(8:00-17:00)、28シェケル

いわゆる、メギドの山、世間で言うところのハルマゲドンです。

メギド・ジャンクション/Megido Junctionからルート66を北に2kmほどのところにあります。バスなら1駅ですが時間どおりに来ないことも多く、1駅乗車では無駄が多いので歩いていくのがベストだと思われます。
ルート66を北上中です。丘(山?)が見えてきました。
目標が近づいてきました。
後少しです。
14時40分。
やっと本物のテル・メギド国立公園/Tel Megiddo National Parkに着きました。
アロエがお出迎えです。
霜が降りないところのようです。
レセプション付近です。遺跡へはショップの中を通って入ります。
カナン人の時代の都市の門です。
さて、メギド要塞の遺跡ですが、わたし個人としてはあまり聖書との結びつきは思い浮かびません。ヨシュア以降サウルまでの統治者がいなかった期間、いわゆるJudges(裁判官ではありません)の時代に少し出てきますが、印象が薄いです(他にはヨシヤ王とファラオ・ネコ等)。

ハルマゲドンをオカルト視するのは馬鹿げています。ただの比喩ですから。メギドは交易のルートである海の道/Via Marisを圧えることができる要所だったので、聖書以前から以後にわたって取り合いの歴史があり、決戦の象徴として用いられたに過ぎません。メギドの詳細や由来について知りたい方は辞典で調べられればよいかと思います。




北の馬小屋/厩舎です。
5000年前の大神殿です。
中央の丸いのは祭壇です。8mほどあるようです。
メギドは要塞のイメージが強いですが、元は神殿のある都市だったのです。
北の見張り場からメギド・ジャンクションの方を眺めてみました。
東の方向を眺めています。タボル山が見えます。
見張り場としての用をなしていたようです。

南の馬小屋/厩舎です。
飼葉桶と馬のイメージです。
アッシリアの戦車のイメージです。

この大きな縦穴は、「エーゲ海の墓」と呼ばれる埋葬所だそうです。しかし、そんなふうには見えません、発掘者がそう推理したためそう呼ばれています。空だったそうで、骨や副葬品が出てきたわけではありません。目的も年代も分かっていないようです。
メギド要塞の発掘の最大の成果は、イスラエルの時代に、地下に水道が掘られていたことを明らかにしたことです。
かなり深く掘られています。36mもあるそうです。
横穴も長く、70mほどあるそうです。
一応水は貯められていました。
夏のイスラエルでまとまった水を見ると意外な感じがします。

動画はこちらをご覧ください。
https://youtu.be/XOrLtfy7ZnM

水道から出てきました。
敵からはどこに水源があるのか分からなかっただろうと思います。

トカゲ/リザードです。体長30cmはあったでしょうか。
イスラエルではしばしば見かけました。
メギドの丘周辺で放牧されているウシです。