2016年10月27日木曜日

三条ルート/Sanjo Trail


雲取山からは三条へは、このような笹が茂った道を下っていきます。
このルートを使う人はあまり多くないのか、道はこの通りです。
登山の帰りに温泉なんて悪くないと思うのですが。
途中で計測した空間放射線量は、0.17μSv/hでした。
三条ダルミです。
分岐標識のおかげで間違えることはありません。
そこでの空間放射線量は0.12μSv/hでした。
三条ダルミ以降は、典型的な奥多摩の山道です。
わたしが楽しみたい奥多摩はこれです。
途中でバッテリーが切れたため、三条の湯に関連する画像はありません。
三条の湯から10kmほど先にあるお祭バス停です。
これにてわたしのRadiation journeyは終了です。

雲取山/Mount Kumotori

雲取山頂上には11時頃に到着しました。
さて、頂上付近の空間放射線量は一体いくらなのでしょうか?
なんと、 驚きの0.09μSv/hでした。
おそらくはこの数値こそが、本来の奥多摩の空間放射線量だったのだと思われます。
水爆実験が行われたビキニ諸島も放射性物質で汚染されましたが、今は住める程度にまで放射線量は低下しているようです。雨風によって島全体が洗われたそうです。
それはそれで良いことですが、放射性物質がどこにいったのかというと、海に流れていきました。
つまり、解決したわけではなくて問題が先送りされただけです。
奥多摩の放射性物質汚染は、人類が文明を維持している間に解決することはないでしょう。
雲取山から見える富士山です。
8月に登ったと思うと不思議な感じがします。

これから下山です。
ヘリコプターで降りられたら楽ですが、登山は降りることも計算に入れて行うものです。
これから西に降り、三条だるみ経由で三条の湯に入り、お祭バス停からバスで帰る予定です。

七ツ石山と雲取山の間/Between Mount Nanatsuishi and Mount Kumotori

七ツ石山からは、いよいよ雲取山登山という感じがしてきます。

都が設けてくれた幕営地付近です。
 テント場の空間放射線量は幸いなことに、0.10μSv/hでした。

振り返って写した写真です。
なかなか素敵な登山道です。
空間放射線量は、0.14μSv/hでした。
振り返って撮った写真です。
徐々に急な登りになってきました。そういうところの空間放射線量は0.05μSv/hでした。
セシウムが洗い流されたのかも知れませんし、たまたま岩石が多いところだったのかも知れません。
小雲取山付近です。
0.12μSv/hでした。 普通です。
0.14μSv/hです。なだらかになると若干数値が上がるように思われるのは、流されてきた放射性セシウムがとどまりがちだからなのだと思います。

もちろん、今の数値は非汚染地域でも珍しくない数値なので、放射性セシウムのせいというよりは、元からあるカリウム等の放射性元素から放射されているガンマ線によるものなのかも知れません。
しかし、放射性セシウムが洗い流されたと言っても、それはゴミが移動したに過ぎません。地中に染み込んでいったものもあるでしょうし、谷に流れていったものもあるはずです。おそらくは大半が奥多摩湖に流れ込み、多摩川へと流れていったのだろうと想像します。
雲取山避難小屋が見えてきました。

鷹ノ巣山避難小屋と七ツ石山の間/Between Takanosu Bothie and Mount Nanatsuishi

昨晩は凄い雨と風だったのでエスケープしようと考えましたが、朝にはすっかり晴れていたので続行することにしました。
鷹ノ巣山から割と下ったところにある「鷹ノ巣山避難小屋」です。
ここの空間放射線量は意外なことに、0.05μSv/h(最低計測値)でした。 放射性プルームが直接ぶつからなかったのが幸いしたのでしょうか。上から放射性物質が流れてきていることは予想されるので、ホットスポットはあるかも知れません。
中はこのような具合です。快適そうです。
日陰名栗峰です。
空間放射線量は0.12μSv/hでした。
丸山です。
0.22μSv/hでした。ここも非常にふかふかしたところでした。
この分岐標識のあるところの空間放射線量は、0.10μSv/hでした。


8時半に七ツ石山に到着しました。昨日と比べると非常に速いペースです。
昨日は頻繁に立ち止まって計測していましたが、概ね相場が分かってきたので計測回数は自然と減っていきました。
空間放射線量は0.19μSv/hでした。低くもなく高くもありません。
それでも、こういうポイントは休憩場所になりやすく、腰を下ろしたり荷物を降ろしたりしてしまいがちですが、地表に近づくほど放射線は強くなるので、なるべくそうしたことはせずに、立ったままでいるか椅子に座る等した方が良いと思います。

2016年10月26日水曜日

鷹ノ巣山/Mount Takanosu

鷹ノ巣山頂上です。到着したのは16時頃でした。8時間かけて12km歩いたとすると、時速1.5kmということになり、普通の人の半分程度の速度だったことになります。

ここの空間放射線量は0.23μSv/hでした。この辺りは腐葉土に覆われておらず、また、地表はむき出しの状態だったので、高めの放射線量が記録されたことは意外でした。
富士山です。
今日、今年の初冠雪が記録されました。
南側です。ヘリコプター調査では、特に汚染はされていないようです。
機会があれば調べてみようと思っています。
鷹ノ巣山から見えた御来光です。

六ツ石山と鷹ノ巣山の間/Between Mount Mitsuishi and Mount Takanosu

六ツ石山は登らずに、まいて行きました。
どう考えても予定より遅れていたからです。
本来なら楽しい稜線の縦走なのでしょうが、測定しながら進むわたしの足どりは、文字通り鈍いものでした。
このあたりの空間放射線量は0.15μSv/hでした。やや高いですが、ありえない数値ではありません。
将門馬場は平坦な頂上です。
空間放射線量は0.16μSv/hでした。
一般的に尾根は、雨風によって洗い流されているため、深刻な数値は計測されませんでした。
0.22μSv/hです。 非汚染地域ではめったに検出されない数値です。
尾根ではありますが、土壌に染み込み定着しているのかも知れません。
尾根から北に見える県境の山々です。ここよりも多くの放射性物質が降下しています。
現在の空間放射線量はここと似たようなものだと思います。
倒木です。それ自体は珍しくありませんが、こそげてできた窪みが問題です。
その窪みの上では、なんと、0.27μSv/hの空間放射線量が記録されました。ただちにどうかなってしまうような数値ではありませんが、ここに東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質が顕著に存在していることが分かります。
これは、いわゆるホットスポットです。窪みに放射性セシウムを含んだ雨水が溜まり、濃縮されたのでしょう。

他にも窪んだところや水たまりがありましたが、そのようなところはより注意しなければならないことが分かります。大人は良いとしても、事情を十分理解していない子供にとっては目に見えない危険なトラップです。
ふかふかの道を歩きたいところですが、奥多摩の石尾根に限っては、表面がむき出しになったところを歩きたいものです。
空間放射線量は0.14μSv/hでした。
この写真のところだったわけではありませんが、0.25μSv/hのところもありました。
水根山です。空間放射線量は、0.05μSv/hでした。幸いにもこのようなところもあるようです(たまたまだったかも知れません)。
六ツ石山以西の石尾根の空間放射線量は、概ね0.1〜0.2μSv/hでした。
歩いて通り抜ける程度なら特に目くじらをたてるほどのことはないように思われます。
判断能力のある大人が奥多摩の石尾根を縦走することは、それほど危険とは思えず、各人の自由だと思います。

しかし、遠足等で子供をここに連れてくるのは色々と問題が多いと言わざるをえません。水たまりや窪地に放射性セシウムが溜まり、濃縮されている(ホットスポットになっている)のは確かですから、わざわざそのようなところに子供を連れてきてリスクにさらす必要はどこにもありません。
鷹ノ巣山まであともう少しです。
空間放射線量は0.15μSv/hでした。