2017年4月16日日曜日

裏高尾/Takao Reverse Path

朝の6時半ごろのJR藤野駅です。今日のルートは「裏高尾」です。高尾山系の高尾山、景信山、陣場山を反対側から登るのが「裏高尾」です。
わたしは藤野駅から陣場山にアプローチしますが、一般的なのはバスで陣馬高原下バス停まで行き、そこから陣場山を始点にする登り方です。そうすると、下山しながら高尾山「登山」を楽しむことができるからです。この方法は、最もイージーなお手軽登山が楽しめるので、本物の初心者にうってつけです。
藤野駅から線路を越え、トンネルを抜け、県道522号線を辿って陣場山登山口を目指します。一本道なので最初に間違えなければ特に難しいことはありません。
藤野駅から陣場山登山口までにかかった時間は30分でした。
ここには登山計画書を入れるポストが設置されています。もちろん入れる人はいません。しかしそれが問題とは思いません。特に遭難するような山ではありませんから。
ポストのサイズは小さく、もし登山者全員が登山計画書を投函したら入り切らないことでしょう。同時に行政側も全員の登山計画書が入れられることは想定していないのです。
時既に4月の半ばでしたが、標高のおかげか満開の桜に間に合いました。
ここまでは静かな登山道でした。
陣場山山頂に着いたのは9時頃です。登山口から2時間でした。
この印象的な白馬の像の近くで空間放射線量を計測しましたが、0.07μSv/hでした。
雨に洗い流されるような地形ですから、放射性物質による汚染の心配はないと言って差し支えないと思います。
陣場山山頂は見晴らしが良いですが、日差しを遮るものがなく暑くて眩しかったです。
富士山を確認してしまうのは関東人の傾向ですね(識別しやすいからでもありますが)。
陣場山以降は人が多くなり、トレイルランニングをしている人も珍しくなく、騒がしい登山道でした。
トレイルランをこのような混雑した山で休日にしなくても良いようには思いますが、彼ら/彼女らのコメントを聞いてみたいものです。
高尾山系は逃亡先としては向いていないですね。目視で発見されてしまいそうです。
陣場山から2時間かけて景信山に到着です。
昼食を摂っている多くの登山客がいました。もっとも服装を見れば一目瞭然。登山客と言うよりは行楽客でした。
ベンチが置かれている付近の空間放射線量は0.05μSv/hでした。計測可能値未満です。
景信山から30分で小仏峠に着きました。 
上の写真に写っているのは相模湖です。ここは一応東京ですが、神奈川もすぐそこの東京です。
高尾山に近づくにつれて、山道は整備され、休憩所や手洗い所もあったりと、いたれりつくせりになっていきます。
これはもう登山とかトレッキングとかハイキングとかそういうものではなく、大きな公園を散策しているかのようです。
小仏峠から1時間と少し歩いて高尾山に着きました。それ以前からうんざりするほど人が多く、話し声も高く、とても山とは思えないくらいでした。やはり大きな公園といったところでしょうか。
高尾山山頂の写真はありません。どこにカメラを向けても人ばかりだったからです。
社殿の彫刻です。
高尾山名物の天狗です。
よくできた造りになっていますが、もともと天狗には姿形はありませんでした。
多くの人の想像が積み重なって具象化されたことで、こういう形に落ち着いています。

8、9時間ほどしか歩いていませんが、今日は気温が高かったこともあり疲れました。
というわけで、ケーブルカーで下山しました。