2017年5月31日水曜日

エルサレム/Jerusalem

今日はティベリアからエルサレムへ移動する予定なのですが、17時までバスがありません。本日はペンテコステなのです。安息日は交通機関が止まると聞いていましたが、これほどとは。
しかし、イスラエルに来てからはずっと歩きづめだったので、ちょうどよい休みでした。
エルサレムに行くのは比較的易しく、Tiberias Central Bus Stationから962番のJerusalem Central Bus Station行きに乗れば、簡単に行くことができます。乗車時間は2時間半、乗車賃は37.5シェケルです。
パレスチナ自治区を迂回するため、ルートは反時計回りです。
時折り、パレスチナ自治政府の旗や、分離壁を見ることができます。
エルサレムについた頃には日も沈みかけでしたが、その寒さに驚きました。これまでは照りつける日の下で動き回っていたので、イスラエルは暑いものだとばかり思っていました。
エルサレムは標高が800mもあります。
ダビデがヘブロンからエルサレムに遷都した理由が分かりました。エルサレムはイスラエルで最も過ごしやすいからです。

エルサレム・セントラル・バス・ステーション/Jerusalem Central Bus Station

このビルの3階からイスラエルのほとんどのところへ移動することができます。ヘブロン、ベエル・シェバ、クムラン、エン・ゲディ、マサダ、エイラット、ティベリア、ナザレ等々。しかし、ベツレヘム、ナブラス(ゲリジム)、シロへ行くにはここではなく、旧市街北にあるダマスカス門のアラブバスからです。
エルサレム・セントラル・バス・ステーションから新市街までの風景です。





2017年5月30日火曜日

ジーザス・ボート/The Jesus Boat

ジーザス・ボート/The Jesus Boat
8:00-17:00(祝日・金曜日は-13:00)、無料

ガリラヤ湖底から引き上げられた1世紀頃の船を見ることができます。
その名も「ジーザス・ボート(イエスの小舟)」です。
行き方は簡単でKibbutz Ginosar 2からガリラヤ湖の方に進んでいくだけです。イエローゲート(黄色のペンキで塗られた門)を通り抜け、さらに東へ進みます。
上の写真の建物の中にそのジーザス・ボートはあります。
これが「ジーザス・ボート」(1世紀頃にガリラヤで用いられていた小型船)です。
全長8.2m、幅2.3m、深さ1.2mです。
ガリラヤ湖底から引き上げられたのは1986年のことです。
その年は干ばつで、ガリラヤ湖の湖底が見えるほど水が干上がったのです。
ここのキブツのメンバーがお宝を探しにいったところ、このような超弩級の遺物を発見してしまったのです。
もたもたしていると再び水かさが増し、湖底に沈んでしまいますから、発掘作業は12日の短い期間で行われました。非常にもろくなっていたため、ポリウレタンに閉じ込めて引き上げたそうです。
「ジーザス・ボート」という名は、イエスが実際に乗った舟ではない(と思われる)ので、ある意味ミスリーディングですが、それでいても概ね正しい表現だと言えるだろうと思います。
この舟が紀元前1世紀ないし1世紀頃ということは、放射性炭素の年代測定で推定されています。また、このタイプの舟は3世紀までなので、イエスの時代のものであると言っても嘘ではないでしょう。
舟の中から発見されたランプと器と釘です。
なぜボートが湖底に沈んだのか、その理由は分かりません。荒波によって転覆し沈んだのかも知れませんが、ユダヤ人のローマに対する反乱の時の戦闘で沈められた可能性もあります。
アップの写真ばかり載せていました。
展示はこのような具合で行われています。
ここのキブツには売店以外にもビーチも、クルージング船もあります。人が集まると商売が成立します。おカネは人の歩く道に落ちているものだからです。

なお、ビーチに限って言えば、ここよりもヨブの泉に行った方が良いと思います。

ミグダル/Migdal

ミグダル/Migdal

「ミグダル」とは「マグダラ」のことです。マグダラのマリアの出身地です。
場所の特定について争いはありません。
このマリアは初期キリスト教にとって極めて重要な役割を果たした人物です。彼女がいなければ、キリスト教はイエスの処刑によって自然消滅していたところです。彼女がイエスの墓を見に行ったことで、キリスト教/イエス教団は再開されたのです。
しかしこのマグダラのマリアがどういう人物であったかはあまりよく分かっていません。イエスに七つの悪霊を追い出して貰ったことが分かるくらいで、たとえば、イエスより若い20代の女性だったのか、同じ世代だったのか、40代だったのか、イエスの母マリアと同じ世代だったのか、まったく分かりません。イエスのパトロンだった証拠も、娼婦だった根拠もありません。
ミグダルのスーパーストアです。日本のスーパーとなんら違いはありません。
しかし、買い物の習慣はヨーロッパと同じで一度に大量に買い込むようです。日々必要な量を買う習慣の日本とは異なります。
イスラエルではスイカが売られているのをよく見ました。
味や食感は日本のスイカと同じでした。

アルベル国立公園・自然保護区/National park and nature reserve Arbel

アルベル国立公園・自然保護区/National park and nature reserve Arbel
無休8:00-17:00、22シェケル

カペルナウムからティベリアへ帰る途中、ルート90から西側に見えるこの凄い山はアルベル山です。崖の切り立ち具合が非常に魅力的です。
アモスが預言を始めた2年後に起きた紀元前759年(BCE760年とする資料もあります。どちらが正しいのかわたしには分かりません)の地震で、ひとつの山が南北に2つに割れ、今のような姿になったそうです。
http://www.parks.org.il/sites/English/ParksAndReserves/arbel/Pages/default.aspx

こんな山があれば登ってみたいと思うのが人情だと思うのですが、昔の人もガリラヤ人なら一生に一度は登ったのではないかと想像します。

さて、アルベル山への行き方ですが、国立公園の入り口まで行く路線バスはないため、それに最も近いバス停Lotで降り、そこから歩いて行けばよいと思います。
ティベリアから行くには、Tiberias Central Bus Stationよりも少し山よりにあるアパレルショップBIG近くのバス停Yehuda HaLevi-Danilof Centerから、42番のバスに乗り、Lotというバス停で降りればよいと思います。
「よいと思います」という書き方をしているのは、わたしはタクシーでアルベル国立公園まで行ったからです。バス停の表示には「遅延」と示されていたのですが、いくら待ってもバスは来ず、30分以上待っても来る気配はなかったので、マイルールに従いタクシーを使うことにしました。
すべてのバス停にあるわけではありませんが、上のようにバスが何分後に来るかを示す掲示板が備え付けられています。これによれば、42番のバスは遅れているだけなのに、なぜか来ませんでした。見逃したはずはないのですが。
近所のお店です。登山グッズを扱っているようです。
タクシーからの写真です。
集落を迂回しています。
見晴らしがよくなってきました。
エントランス付近です。タクシーの乗車賃は70シェケルでした。チップとして10シェケル多く払っておきました。
入場しました。崖までは徒歩10分ほどです。
崖の上の様子です。
雰囲気が伝わるでしょうか。
崖の上であるにもかかわらず貯水池があります。 
雨か夜露しか水が得られないようなところでも、花は咲きます。



色々と見て回っていたので、10分で行けるところを1時間かけました。
 見てもワカランと思っていたら、英語も併記されていました。
しかし、それでも分かりません。
この切り立った崖をご覧ください。
アルベル山の主役です。
イスラエルならではの風景だと思います。
右手奥に見えているのはガリラヤ湖です。見晴らしが良いです。
日本では山や建物で遮られることが多いですが、イスラエルでは少し高いところに登るだけで周囲を見渡すことができます。
ふもとに見えているのはミグダルです。
マグダラのマリアの出身地と言われています。
これからは登山という名の下山です。
下山の難易度は非常に低いです。
最も難易度が高い(?)のはこのクサリ場(手すり場)です。あとは歩いて降りるだけです。
これはそのうち崩れると思います。
公園管理者は人為的に破壊しておくべきだと思うのですが、こちらの人の感覚はどうなのでしょうか。

落石の危険は富士山と同じ程度でしょうか。
ルート途中に比較的新しく作られた砦の跡があります。メギドやマサダと比べると可愛い砦です。
今は主としてウシが住み着いています。
住み着いたウシの落とし物が散見されました。
ウシもこの道を使っているのです。
振り返って見たアルベル山(南側)です。
アルベル山の南西側です。
これは向かいに見えるアルベル山の北側です。
大きく写してみました。
南北のアルベル山の谷間です。
昔は今よりも深く険しかったのだろうと思います。
再び、アルベル山の南側です。
アルベル山の南東側です。
あの凄い崖もここまで降りてくると小さく見えます。
再びアルベル山の谷間です。
北側のアルベル山の端がゴリラの顔のように見えるのが気になっていました。
やはりゴリラです。
昔の人もそう思ったに違いないと思うのですが、そんな記録は残っていないのでしょうか。
出口です。勝手に出るだけです。
ここから入れなくもありませんが、登って行くことになるのでやめた方がいいと思います。
ふもとから見上げたアルベル山の南側です。