2017年5月30日火曜日

アルベル国立公園・自然保護区/National park and nature reserve Arbel

アルベル国立公園・自然保護区/National park and nature reserve Arbel
無休8:00-17:00、22シェケル

カペルナウムからティベリアへ帰る途中、ルート90から西側に見えるこの凄い山はアルベル山です。崖の切り立ち具合が非常に魅力的です。
アモスが預言を始めた2年後に起きた紀元前759年(BCE760年とする資料もあります。どちらが正しいのかわたしには分かりません)の地震で、ひとつの山が南北に2つに割れ、今のような姿になったそうです。
http://www.parks.org.il/sites/English/ParksAndReserves/arbel/Pages/default.aspx

こんな山があれば登ってみたいと思うのが人情だと思うのですが、昔の人もガリラヤ人なら一生に一度は登ったのではないかと想像します。

さて、アルベル山への行き方ですが、国立公園の入り口まで行く路線バスはないため、それに最も近いバス停Lotで降り、そこから歩いて行けばよいと思います。
ティベリアから行くには、Tiberias Central Bus Stationよりも少し山よりにあるアパレルショップBIG近くのバス停Yehuda HaLevi-Danilof Centerから、42番のバスに乗り、Lotというバス停で降りればよいと思います。
「よいと思います」という書き方をしているのは、わたしはタクシーでアルベル国立公園まで行ったからです。バス停の表示には「遅延」と示されていたのですが、いくら待ってもバスは来ず、30分以上待っても来る気配はなかったので、マイルールに従いタクシーを使うことにしました。
すべてのバス停にあるわけではありませんが、上のようにバスが何分後に来るかを示す掲示板が備え付けられています。これによれば、42番のバスは遅れているだけなのに、なぜか来ませんでした。見逃したはずはないのですが。
近所のお店です。登山グッズを扱っているようです。
タクシーからの写真です。
集落を迂回しています。
見晴らしがよくなってきました。
エントランス付近です。タクシーの乗車賃は70シェケルでした。チップとして10シェケル多く払っておきました。
入場しました。崖までは徒歩10分ほどです。
崖の上の様子です。
雰囲気が伝わるでしょうか。
崖の上であるにもかかわらず貯水池があります。 
雨か夜露しか水が得られないようなところでも、花は咲きます。



色々と見て回っていたので、10分で行けるところを1時間かけました。
 見てもワカランと思っていたら、英語も併記されていました。
しかし、それでも分かりません。
この切り立った崖をご覧ください。
アルベル山の主役です。
イスラエルならではの風景だと思います。
右手奥に見えているのはガリラヤ湖です。見晴らしが良いです。
日本では山や建物で遮られることが多いですが、イスラエルでは少し高いところに登るだけで周囲を見渡すことができます。
ふもとに見えているのはミグダルです。
マグダラのマリアの出身地と言われています。
これからは登山という名の下山です。
下山の難易度は非常に低いです。
最も難易度が高い(?)のはこのクサリ場(手すり場)です。あとは歩いて降りるだけです。
これはそのうち崩れると思います。
公園管理者は人為的に破壊しておくべきだと思うのですが、こちらの人の感覚はどうなのでしょうか。

落石の危険は富士山と同じ程度でしょうか。
ルート途中に比較的新しく作られた砦の跡があります。メギドやマサダと比べると可愛い砦です。
今は主としてウシが住み着いています。
住み着いたウシの落とし物が散見されました。
ウシもこの道を使っているのです。
振り返って見たアルベル山(南側)です。
アルベル山の南西側です。
これは向かいに見えるアルベル山の北側です。
大きく写してみました。
南北のアルベル山の谷間です。
昔は今よりも深く険しかったのだろうと思います。
再び、アルベル山の南側です。
アルベル山の南東側です。
あの凄い崖もここまで降りてくると小さく見えます。
再びアルベル山の谷間です。
北側のアルベル山の端がゴリラの顔のように見えるのが気になっていました。
やはりゴリラです。
昔の人もそう思ったに違いないと思うのですが、そんな記録は残っていないのでしょうか。
出口です。勝手に出るだけです。
ここから入れなくもありませんが、登って行くことになるのでやめた方がいいと思います。
ふもとから見上げたアルベル山の南側です。