2017年5月29日月曜日

パンと魚の奇跡の教会/Church of Multiplication of the Loaves and the Fishes

パンと魚の奇跡の教会/Church of Multiplication of the Loaves and the Fishes
カトリック

カペルナウム・ジャンクションで降り、少し歩けばそこはタブハ/Tabghaです。
タブハは聖書中のイベントが盛りだくさんのところです。イエスが最初に弟子になるよう呼びかけたり、ガリラヤ湖の上を歩いたり、復活後に多くの人々の前で現れたり、らい病患者を癒やしたりとエピソードに事欠きません。そのようなエピソードの中でも、最も印象的なのが食料増産の奇跡です。
これは、イエスが少しのパンと魚を増やして群衆に提供した奇跡を記念して建てられた教会です。最初に建てられた教会は古く4世紀中頃まで遡るようです。その後改築されたり、破壊されたり、放棄されたり、発掘されたりして今日に至ります。
ここの教会の最大のウリは、床のモザイクです。特に食料増産の奇跡にちなんだサカナのモザイクがウリです。多くの訪問者は礼拝中でも構わず写真におさめ、そして満足するようです。わたしも満足しました。このモチーフはデザインが上々なので様々なお土産グッズに用いられたりしています。
ところで、モザイクの奥にある岩は一体何なのでしょうか?実は、サカナとパンを増やす前に置いた岩であるとか、増やすにあたって祝福を述べるためにイエスが立った岩であるとか言われています。
そのような由緒を信じるのは、その奇跡を信じるよりも難しいと言わざるをえません。
その他のモザイクです。


オリーブ搾り器です。教会自体は古いものですから、色々出てきたのでしょう。

これは何でしょうか。昔の洗礼盤でしょうか。

ここからガリラヤ湖の方へ少し進むと、聖ペテロ首位教会/Mensa Domini Churchがあります。