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ヤド・ヴァシェムとは、ユダヤ人のホロコースト歴史博物館です。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の歴史を学ぶことができる非常に教育的なところです。
土地を持たないユダヤ人の歴史は差別と迫害の歴史でしたが、とりわけ第二次世界大戦中の虐殺は筆舌に尽くしがたいものです。わたしが訪れたときには、イスラエル兵や生徒らが大勢訪れていました。このようなところに来ることによって、イスラエル人の民族的アイデンティティーはより醸成されるのでしょう。
ユダヤ人でないわたしとしては、歴史から学ぶのみです。
ユダヤ人は、エステルの時代に(それが史実であれば)滅ぼされかけたことがあり、特に第二次世界大戦では民族的大虐殺に遭いました。しかし、今そのユダヤ人こそが、パレスチナ人を迫害し根絶やしにせんばかりです。そんなことがあってよいのでしょうか。
ヤド・ヴァシェムの庭木にはところどころに、諸国民の正義の人のネームプレートが置かれています。「シンドラーのリスト」のシンドラーや杉原千畝のものもあるそうです。ネームプレートは、一箇所に集中しているのではなく全体に分散しているため、杉原千畝のものを探してはみましたが、見つけることはできませんでした。