エレツ・イスラエル博物館/Eretz Israel Museum
無休、52シェケル
このエレツ・イスラエル博物館は、テル・アビブ大学の付属施設です。
見どころがないわけではありませんが、あまり広くなく展示物に一貫性がなく、人によっては面白くないところかも知れません。
そこで、この項で紹介するのは特にわたしが関心を持ったものに限定することにします。
水やワインを入れて運ぶ革袋です。
このような具合で使われたようです。
新しいぶどう酒を入れたら破けてしまうのかも知れません。
農業用具は合理的なものですから、宗教文化の影響は薄くどこも似たようなものです。
石投げ器です。
投網です。
さて、この円筒形のものは一体何でしょうか。
壁に囲まれた屋外に展示されており、近づくことはできません。
これは古代中東の養蜂箱です。テル・レホブから発掘されたもののレプリカです。
レプリカですが、実際に蜂を飼ってみて実演してみせているわけです。
古代イスラエルの養蜂を再現し展示している博物館は世界でもここだけです。
ワラと粘土で作られていますが、焼かれていません。日干しレンガに近い製法のようです。
3000年ほど前に、図のような具合で養蜂が営まれていたようです。
養蜂箱が発掘されたテル・レホブは、アイノンの北7kmのところにあります。バプテストのヨハネはイナゴ(マメ)とハチミツを主食にしていましたが、ここのハチミツを食べたのかも知れません。