2020年1月17日金曜日

足尾周辺/Around Ashio

帰りの電車まで少し時間があったので、足尾駅まで街並みを見て回りました。
銅山が閉山しても精錬事業やリサイクル事業等は続けられたので直ちに人がいなくなったわけではありません。
しかし過疎化は進み、今では意識的な地域おこしが必要になっています。
どこも店は閉められています。開いている店を探すのが難しいくらいです。コンビニでさえやっていない始末です。
もし、こんな過疎地の村おこしを頼まれたならどうすれば良いのでしょうか。一番良いのはそんな責任背負い込まないことです。それでも、やらなければならないとしたら一体どうすれば良いのでしょうか。
それはもう、「足尾銅山鉱毒事件」という日本史級のコンテンツを最大限に活かすしかないでしょう。今の環境問題といえば温暖化がメインですが、東京電力福島第一原子力発電所が放射性物質を撒き散らした日本では、今でも公害問題から目を逸らすわけには行きません。
実際のところ、フクシマの放射性物質汚染地域は、人が住まなくなったことで野生動物の聖域と化しています。それと比べれば、禿山が今なお続く足尾の汚染の方が深刻と言えます。
100年以上にわたり今なお汚染が続くのはなぜか?なぜそのような失敗を犯したのか?今後類似の公害を防ぐにはどうすればよいのか?そういった問題を考え学ぶ場として足尾を生まれ替えさせるにはどうすれば良いのか?もしわたしが足尾の地域おこしを担当するならこういう方向性でやっていきたいですね。