2018年8月1日水曜日

三ノ沢の周辺/Around Sannosawa

漫画「岳」の主人公の三歩さんは、北アルプスの「三ノ沢」を根城にしていますが、それはどこにあるのでしょうか。地図を見ても北アルプスに「三ノ沢」は見つかりません。

それは一先ずおいておき、ババ平から水俣乗越分岐までは30分くらいの道のりです。
山深く入り込んだ感じがしますが、道も整備され歩きやすくハイキングコースのようでした。
枯れているように見えますが水は流れています。このような素敵な沢の景色も、雨が降れば一転恐ろしく見えることでしょう。
この水の源は主にまだ溶けずに残っている雪なのだと思われます。
ずっと尽きることがないかのようで、山は大きな貯水タンクなのだと実感しました。
時折小さな沢を横切ることがあります。
沢を横切るときは上のように左右に向いた矢印が描かれていて、誤って登ったり降りたりしないように教えてくれています。
下山中の登山者です。しばしばすれ違う彼ら/彼女らのおかげでルートをロストせずにすみました。
安全に登山するには人通りの多いルートに限ります。
ババ平から30分。あっという間に水俣乗越分岐です。
ここまでは水平に移動していただけのようでしたが、これからは登っている感じがするようになります。
分岐後すぐに四角く大きな黒っぽい岩がありました。
他とは大きさも色も形も異なり存在感があります。世が世なら祀られていたかもしれません。
いよいよ登るべき山が見えてきました。
麓では気温40℃超と存分に暑いというのに、まだあれだけの雪渓を残しています。
稜線上はさぞかし涼めるに違いありません。
遮るもののない中、日に焼かれながら30分ほど歩いていると、天狗原分岐と水俣乗越分岐の中間にこのようなサインを見つけました。
三ノ沢!