2016年11月26日土曜日

丹沢山系大山/Mount Oyama of the Tanzawa Cordillera

まだ12月にもなっていないというのに都心では大雪が降りました。
東京都民の高尾山に相当する神奈川の大山には以前から興味がありました。 しかし、丹沢はヒルが多いということで怯んでいました。今朝、雪山を歩けると閃き、大山に向かったのでした。

大山・丹沢に行くには小田急線を利用することになりますが、「丹沢・大山フリーパス」を買うと少しだけ安くなります。
https://www.odakyu.jp/ticket/couponpass/oyama/
秦野駅からバスが出ています。ヤビツ峠まで行ってくれたら良かったのですが、雪のため蓑毛(みのげ)で降ろされました。
蓑毛からヤビツ峠までの登山ルートは整備されています。

雪が被っていないところで空間放射線量を計測しましたが、想定通り検出未満でした。
蓑毛からヤビツ峠までは徒歩で1時間くらいです。
ヤビツ峠から大山山頂までは通常なら1時間くらいかかります。
しかし、今日は雪が2,30センチ積もっていたため時間がかかりました。
正味1時間半といったところでしょうか。
人は少なく、雪に覆われ静かなルートでした。
リスクなく雪山を楽しめたのは季節外れの雪のおかげです。
下界の様子です。
人の住む世界では雪なぞ降らなかったかのようです。
大山山頂に付きました。山頂手前から人が増え始めました。多くの人はケーブルカーを利用して大山に来ているようです。
山頂は一応境内なのですが、まったくそういうことを顧みない不敬な登山客が多くうんざりさせられました。
大山は高尾山のように人が多く、山に来た感じはしませんでした。
なので、ものの10分で下山を決めました。
下山に要した時間は一時間ほどです。雪に釣られて世間の休みの日に来てしまいましたが、どうやら失敗だったようです。蓑毛・ヤビツ峠から大山までのルートは良かったのですが、大山からケーブルカーまでのルートは人が多く騒がしいところでした。

2016年10月27日木曜日

三条ルート/Sanjo Trail


雲取山からは三条へは、このような笹が茂った道を下っていきます。
このルートを使う人はあまり多くないのか、道はこの通りです。
登山の帰りに温泉なんて悪くないと思うのですが。
途中で計測した空間放射線量は、0.17μSv/hでした。
三条ダルミです。
分岐標識のおかげで間違えることはありません。
そこでの空間放射線量は0.12μSv/hでした。
三条ダルミ以降は、典型的な奥多摩の山道です。
わたしが楽しみたい奥多摩はこれです。
途中でバッテリーが切れたため、三条の湯に関連する画像はありません。
三条の湯から10kmほど先にあるお祭バス停です。
これにてわたしのRadiation journeyは終了です。

雲取山/Mount Kumotori

雲取山頂上には11時頃に到着しました。
さて、頂上付近の空間放射線量は一体いくらなのでしょうか?
なんと、 驚きの0.09μSv/hでした。
おそらくはこの数値こそが、本来の奥多摩の空間放射線量だったのだと思われます。
水爆実験が行われたビキニ諸島も放射性物質で汚染されましたが、今は住める程度にまで放射線量は低下しているようです。雨風によって島全体が洗われたそうです。
それはそれで良いことですが、放射性物質がどこにいったのかというと、海に流れていきました。
つまり、解決したわけではなくて問題が先送りされただけです。
奥多摩の放射性物質汚染は、人類が文明を維持している間に解決することはないでしょう。
雲取山から見える富士山です。
8月に登ったと思うと不思議な感じがします。

これから下山です。
ヘリコプターで降りられたら楽ですが、登山は降りることも計算に入れて行うものです。
これから西に降り、三条だるみ経由で三条の湯に入り、お祭バス停からバスで帰る予定です。

七ツ石山と雲取山の間/Between Mount Nanatsuishi and Mount Kumotori

七ツ石山からは、いよいよ雲取山登山という感じがしてきます。

都が設けてくれた幕営地付近です。
 テント場の空間放射線量は幸いなことに、0.10μSv/hでした。

振り返って写した写真です。
なかなか素敵な登山道です。
空間放射線量は、0.14μSv/hでした。
振り返って撮った写真です。
徐々に急な登りになってきました。そういうところの空間放射線量は0.05μSv/hでした。
セシウムが洗い流されたのかも知れませんし、たまたま岩石が多いところだったのかも知れません。
小雲取山付近です。
0.12μSv/hでした。 普通です。
0.14μSv/hです。なだらかになると若干数値が上がるように思われるのは、流されてきた放射性セシウムがとどまりがちだからなのだと思います。

もちろん、今の数値は非汚染地域でも珍しくない数値なので、放射性セシウムのせいというよりは、元からあるカリウム等の放射性元素から放射されているガンマ線によるものなのかも知れません。
しかし、放射性セシウムが洗い流されたと言っても、それはゴミが移動したに過ぎません。地中に染み込んでいったものもあるでしょうし、谷に流れていったものもあるはずです。おそらくは大半が奥多摩湖に流れ込み、多摩川へと流れていったのだろうと想像します。
雲取山避難小屋が見えてきました。

鷹ノ巣山避難小屋と七ツ石山の間/Between Takanosu Bothie and Mount Nanatsuishi

昨晩は凄い雨と風だったのでエスケープしようと考えましたが、朝にはすっかり晴れていたので続行することにしました。
鷹ノ巣山から割と下ったところにある「鷹ノ巣山避難小屋」です。
ここの空間放射線量は意外なことに、0.05μSv/h(最低計測値)でした。 放射性プルームが直接ぶつからなかったのが幸いしたのでしょうか。上から放射性物質が流れてきていることは予想されるので、ホットスポットはあるかも知れません。
中はこのような具合です。快適そうです。
日陰名栗峰です。
空間放射線量は0.12μSv/hでした。
丸山です。
0.22μSv/hでした。ここも非常にふかふかしたところでした。
この分岐標識のあるところの空間放射線量は、0.10μSv/hでした。


8時半に七ツ石山に到着しました。昨日と比べると非常に速いペースです。
昨日は頻繁に立ち止まって計測していましたが、概ね相場が分かってきたので計測回数は自然と減っていきました。
空間放射線量は0.19μSv/hでした。低くもなく高くもありません。
それでも、こういうポイントは休憩場所になりやすく、腰を下ろしたり荷物を降ろしたりしてしまいがちですが、地表に近づくほど放射線は強くなるので、なるべくそうしたことはせずに、立ったままでいるか椅子に座る等した方が良いと思います。